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2003年11月 7日

書店から脱皮するアマゾン、日本進出3周年でチャン社長会見

書店から脱皮するアマゾン、日本進出3周年でチャン社長会見

ネットレイティングス 代表取締役社長の萩原雅之氏によると「2003年9月の1カ月間にAmazon.co.jpを訪れた人の数は626万人で前年同月比で74%も増加している。一方、同じ期間に楽天を訪れた人の数は804万人(前年同月比39%増)だ。Amazon.co.jpの場合、全インターネットユーザーへのリーチが2002年9月の14.1%から2003年9月は22.6%に拡大しており、インターネット人口の増加率以上にユーザーが増えていることがうかがえる」という。

むむ、この数字は見逃せませんね。単一のブランドで楽天をここまで追い上げていますか。楽天は安いものがなんでも揃う、というアメ横的な雰囲気がありますが、Amazonはブランドの持つ安心感を備えたデパートのような印象があります。個人的に。いろいろなサービスを吸収し新しい展開をしながら突き進む楽天と、マイペースで自社のコアコンピタンスに従い忠実に進むAmazonでは両極端な感じがして興味深いですね。

アフィリエイターの立場からすると、最近Amazonの売上が見過ごせないなぁ、と実は思っていたんです。Amazonは3%~5%ですから、トラフィックゲート経由の楽天の実に3~5倍なんですね。実際、数字的にもAmazon経由の売上数は伸びています。ホーム&キッチンも始まりましたから、楽天もうかうかしていられないかもしれませんね。たかだか数%の差ですけど、例えば5万になるか15万になるかの違いもある訳で。ものによってアフィリエイトプログラムを使い分けるという適材適所が重要だとは思うんですが、Amazonはアソシエイト向けの機能も分かりやすくしっかり作り込んであるので、まずはAmazonの製品を探して‥‥という感じになるかもしれません。

商品を提供するメーカーサイドから見ても楽天とアマゾンは違うモデルと映っている。メーカーの担当者によれば、既存の小売店舗におけるキッチン用品販売の課題は、品揃えと提供できる情報の量が少なかったことだ。

・Amazonでは象印マホービンだけでも300点以上の商品を扱っている
・ユーザーレビューなどの声を集められる
・オーダーから24時間以内発送というモデルは電動歯ブラシの換えブラシなどのリフィル商品に向いている

確かに、渾然一体とした楽天にはないメリットかもしれません。

アマゾンジャパン、扱い商品拡大などで好調、書籍全文検索機能も追加へ

月米国で新たに開始した書籍の全文検索機能「Search Inside the Book」を日本でも提供する意向を示した。

少し先になりそうですが、日本でも始める予定があるのですね。

Posted by enatural at 2003年11月 7日 10:58