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2005年4月 8日

ブログとメディア

spring_special: ブログとメディア

ブログ人1周年記念の対談企画。

業界に先駆けRSS配信とトラックバックを実装した、"CNET Japan"を運営するシーネットネットワークスジャパン株式会社の初代代表取締役社長の御手洗さんと、タワーレコードの情報サイト"bounce.com"を運営している株式会社NMNLの代表取締役社長であり、タワーレコード(株)代表取締役社長にもこの程就任されたの伏谷さんにご登場いただいての対談をお送りします。

なんともこう、胸にすっと落ちてくる対談でした。御手洗さんはブログもいつも拝見していますが、シンプルに分かりやすく伝わってくるのが凄く良いですね。

興味深かったのは、以下の行。

伏谷氏。

バイヤーは確かに商品を仕入れて売るのが仕事です。だから情報収集やレコメンドに優れたバイヤーは自分でブログたててアフィリエイトで食べていけるかもしれない。それはさっきの「自分にとって都合がいい」ということでもあります。ここで、私が考えなければならないのは、会社として、そういう人達に「この会社に所属して働きたい」と思ってもらうにはどうすればいいかということです。

それに対して、御手洗氏。

個人のモチベーションとビジネスをうまく繋げるシステムを作る必要がありますね。

この辺はまさに、経営者の仕事なんでしょうね。

現実問題として、自分でコンテンツを作り出せるセンスのある人は、ブログを書いたりアフィリエイトを導入することで、食べていけてしまう時代になっていますから、会社としてはそうしたセンスある人たちとどう繋がっていくのか、繋がっていけるのか、ということも考えていく必要があるのでしょう。

一つにはトラックバックによる繋がりはもちろんありますが、

でも根っこにあるのはやはり「ブランドの価値」です。トラックバックを打ちたいと思わせるブランドを作ることが必須なんです。良いコンテンツ、記事を作り、自分達を磨くことが、外への繋がりを生み、さらに良いブランドを生むんだと。

という御手洗氏の言葉に同感です。良いコンテンツを作ること → ブランド向上 → 外部との良い繋がり → さらに向上という当たり前の流れなのですが。今はこの当たり前の流れを、トラックバックという目に見える形で押さえられるようになったのは、進化でしょう。

先日、東京三菱銀行がブログを開設しましたが、コメントあり、トラックバックありで、一見リスクがあるようにも見えますが、真摯な対応を取ることで、ブランド向上に大きく役立つのだと思います。

「今後CNET Japanがユーザーを記者に引き抜くことってありますか?」には、

御手洗: ああ、すでにそれは実現してます。記者という形ではないけど一緒に仕事をすることはあるんです。それをきっかけに、大手メディアで活動を続けている方も実際にいますよ。

「ではbounce.comに良いレビューをトラックバックしたら、バイヤーにと声がかかることもあるんでしょうか、伏谷さん?」

伏谷: ありうるね。実にありうる!

だそうですよ。

メディアと個人がダイレクトかつインタラクティブにやり取りできる時代、です。

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Posted by enatural at 2005年4月 8日 15:02