2004年4月30日
グーグル株式公開へ ネット最大3千億円調達
米インターネット検索最大手の新興企業グーグルは29日、株式を新規公開(IPO)する方針を発表した。市場で調達する額は、27億ドル(約3000億円)に上り、米インターネット関連企業としては過去最大のIPOになりそうだ。
朝日新聞に記事が出てしまっているということで、GoogleのIPOは注目が集まっております。
株式公開方式としては異例のオークション方式で値付けや株式の配分を行い、個人投資家にも購入できるようにするそうです。できることなら欲しい、Google株。これで、日本でもネット企業にさらに注目が集まりそうですね。あまりバブルという言葉は好きではないですが(経験したことありません)、景気は上向いていきそうな予感がします。
グーグル、ついに株式公開決定--資金調達見込み額は27億ドル
Googleは、この申請で初めて業績を外部に公開し、同社の収益性に対する長年の疑問に答えた。同社の2003年度売上は9億6190万ドル、利益は1億560万ドルで、3年連続の黒字となった。また、3月31日締めの直近の四半期には、売上が3億8960万ドル、利益が6400万ドルだった。
売りに出されたLycos.com
売りに出されたLycos.com--検索バブルに乗じた売り抜けか
マサチューセッツ州ウォルサムに拠点を置く同部門の売却が決まれば、ITバブル絶頂期の2000年に合併が決まったLycosとTerra Networksの関係が終わりを迎えることになる。当時Terra Networksは125億ドルを投じてLycosを買収した。
売却価格は2億ドルと見られているそうです。現在Terra自身はLycos売却後はスペイン語及びポルトガル語の事業に専念するということです。
「主要なインターネット検索およびコンテンツサイトで、現在売りに出されているものはほとんどないが、そうしたなかでLycosを買収すれば、他に類を見ない価値創造の機会を手に入れることになる。現在広告予算は増加しており、オンラインの有料コンテンツは広く受け入れられつつある。さらに、急速に成長している検索エンジン市場での(企業の)整理統合には、株式市場が好ましい反応を示している」
本当にそうでしょうか? 日本では既にLycosはInfoseekに統合されてしまっていますが、並のやり方ではLycosを買収して復活させるのは難しいのではないかと思います。言い方は悪いですが、“負け組”のような印象ではないでしょうか。
でも、一度沈んでしまった企業を安く買収し、リストラして復活させるというのが面白く、なおかつうま味があるということでしょうか。とはいえ2億ドル、200億円以上ですからねぇ。
記事ではこんな企業も紹介されています。
有料検索ビジネスの成功で、インターネット検索企業の株価は急騰している。ほぼ無名の企業の株価も同様で、たとえばMamma.comという企業の株価は、3月前半時点の2ドル台から、その後10ドル以上へと大幅に上昇した。
2004年4月28日
Webでの企業情報発信は、商品情報と異なるアプローチで
企業サイトのWebマスターの方々から、最近特に「企業情報サイトをどのように構築していくべきか」という内容について質問を受けることが増えてきました。
当然、商品情報ページが見られることが多いと思うのですが、初めて訪れるサイトだと会社概要も見ませんか? ぼくは、その会社がどういった会社であるのか、初めて訪れるサイトではほぼ必ずといって良いくらい会社概要は見ています。
同様に個人サイトでもプロフィールがあれば必ず見ます。
もちろん、アクセス数が増えればそれでいいというわけではありませんが、ページビューが増えないと不安はたまる一方です。「見られない」原因がサイトの作り方にあるとすれば、それはすぐに改善する必要があるからです。
テレビ広告費、今後5年間で2割削減
最新の調査によると、TiVoのような広告をスキップできる録画再生機器が家庭に普及することを踏まえ、全米で広告を展開する企業の大半が、今後5年間でテレビコマーシャルに使う予算の20%削減を計画しているという。
個人的には2割で良かった、と思いましたが、みなさんの感覚ではいかがでしょうか。日本でもスゴ録に代表されるDVD&HDDレコーダーは売れていますが、自分で使ってみたところでも、やはりCMは全く見なくなりましたね。
リアルタイムでテレビを見ることがなくなり、例えば21時からの番組だったら21時15分頃から見始めて、CMを飛ばしながら22時に追いついて見終わる、そんな感じです。HDDレコーダーの普及具合にもよりますが、テレビの媒体力に影響が出るのは避けられない気もします。今でもビデオでCMを飛ばすかもしれませんが、ビデオではやる気がしないけど、HDDレコーダーだったらやる気まんまんなんですよね。手軽さが違うということで。
また、広告や番組の視聴率を測定する新しい方法が必要だと答えた広告主は全体の9割を越えている。テレビ業界は、視聴した世帯数と頻度といった従来のベンチマークに替わる、視聴状況の測定結果を報告する必要があるという。
何らかのOSが動いていますから、逆に正確な視聴率は取れるようになるかもしれませんね。ただ、CMが全く見られていない、とかなると、それはそれで困ったデータになってしまう訳ですが。オンタイムで見るのはスポーツくらいなのかもしれません。
調査対象企業の4分の3は、バナー広告やリッチメディア広告を含む、インターネット媒体への広告予算を増やすと答えており、また半数以上が、広告効果の追跡・評価が可能な検索エンジン市場への資金投入を予定していると答えている。
削減された予算は、広告効果測定が可能なインターネット媒体へ、と。自然な流れだと思います。
スパム原因? 広告への拒絶反応強まる
消費者の60%は宣伝や広告に関して否定的な見方を強め、あまりにも多くの宣伝と広告に継続的にさらされていると感じている消費者も65%に上ることが、コンサルタント会社Yankelovich Partnersの調査で分かった。
16歳以上の601人が対象。
スパムが原因であらゆる種類の宣伝と広告を拒否するようになったとの回答は53%。宣伝や広告はほとんど買い物の手助けにならないとの回答も53%に上り、宣伝を飛ばしたり遮断するための製品やサービスには69%が関心を示している。
ポップアップ広告などもそうですが、あの手この手でなんとかクリックさせようとする、広告主本意の手法というのはやはり好まれないかもしれませんね。ただ、スパム広告は何らかの効果があるだけになくならない訳で、これを元から絶つのは簡単なことではないかもしれません。注目が集まっている「遮断するための製品やサービス」に期待するしかないのでしょうか。
2004年4月26日
ブログとキーワードを組み合わせた「はてなグループ」βテスト版
はてな、ブログとキーワードを組み合わせた「はてなグループ」βテスト版
はてなグループとは、グループに参加したメンバーがそれぞれ日記を書きながら、そのグループ内で独自のキーワードを作成・閲覧・管理することにより、キーワードリンクを利用した知識共有や情報交換、コミュニケーションが効率よく行えるというサービス。
関心空間グループと似たような感じのサービスですかね。どちらも情報や知識などの共有や活用を助けるサービスだとは思いますが、関心空間グループや一般のblogでは「つながり」や「トラックバック」を手動でやる必要がありましたので、グループで利用する場合はここがなんとかなればいいのにと思っていました。
こんどのはてなグループは、キーワードリンクが自動的に行えるようですので、そのあたりが使い勝手がどのようになっているのか楽しみです。
2004年4月23日
投票ランキングの結果を公表
eNatrual.orgでは各エントリーで「この記事は役に立ちましたか?」という質問をさせて頂いております。今回、その結果を公表するページを作成しました。
はい or いいえ or どちらでもない、で回答するシンプルなものですが、読者のみなさんがどういう記事に興味を持たれているのかが簡単に分かるので、なかなか面白いのではないかと思います。
以上の二つがあります。通常は(トップページの)右側(→)のメニューから思い出した時にでもご覧ください。
基本的には、もの凄く役に立った! と思って頂いた時と、なんだつまらねぇぺっ、て感じだった時にクリックして頂いていると思っています(笑)
ネット広告市場、2003年は大幅に回復
広告の種類別に見ると、バナー広告が占める比率は2002年の29%から2003年は21%に減少。これに代わって検索広告が、15%から35%へと大きく躍進した。
2002年が60億1000万ドルで、2003年が72億7000万ドルで21%の伸び。しかし、バブルの頂点だった2000年は80億9000万ドルだったということです。どこにそんなに使われていたんでしょうね。そういえば、日本でもテレビCMするドットコム企業がけっこうありましたね。Yahoo!、Excite、メルマ(少し後?)‥‥Jside.comの大橋巨泉!
当然のことですが、検索型キーワード広告が大幅な伸びを示しているそうです。2002年では15%だったのが、2003年には35%に。他の広告形式が減少しているということなので、大幅に伸びているのはキーワード広告だけだった、とも考えられます。金脈、見つけたり、でしょうか。
乱立して分かりにくくなったり、効果が薄くなったり、表示結果との見分けがつかないといった問題が発生してくれると、バブルが弾けそうな予感がします。参入する企業も増えてきているようですが、是非大切に育ててください。利用者に対して誠実である、ということが大切のような機がします。
有料リスティングに気づかないユーザー
WebAdvantage.netがビジネスオーナーを対象に行った有料検索についてのサーベイで、回答者の49%が有料リスティングと純粋な検索結果の違いに気付いていないことが明らかになった。
確かにリスティング広告と通常の検索結果が分かりにくい検索エンジンというのはあると思います。曖昧であるが故に、ある調査では約半分の人が有料リスティングと気付かないことが分かったということですが、注目が集まる分野だけに、明示して欲しいところですね。
例えば、リスティング広告について知識のある利用者が分かりにくい検索エンジンを使用した場合、線引きが明確でないと「あまり良い検索エンジンではない」という判断を下す可能性もあると思いますし、紛らわしいことでクリックを期待するというのは、あまり良い方法とは言えません。ジャロってナンジャロ。
個人的にはMSNの検索結果が分かりにくいと思っています。表記文字が小さい上に、MSNサーチやWebページと表示されても、それが通常の検索結果であるのか、それとも有料リスティングであるのか判断しにくいと思います。良いと思える広告はクリックするはずですから、この辺はきちんと明示するなりして分かりやすくして欲しいところです。
Yahoo! JAPAN、画像、動画、音声の検索が可能に
Yahoo! JAPAN、画像、動画、音声の検索が可能に~独自検索エンジン導入
検索できるファイル形式は、画像がJPEG/GIF/PNG、動画がAVI/MPEG/Quicktime/RealMedia/Windows Media、音声がAIFF/MIDI/MP3/WAV/RealMedia/など。形式ごとに検索できるほか、画像であれば「大」「中」「小」「壁紙」といったサイズで、動画や音声では「~1分以内」「1分以上~」というように再生時間で検索結果を絞り込める。
普通に検索した後、右上あたりのメニューから画像、動画、音声を選択することができるようになっています。
ヤフーによると、「今回追加した新しい検索機能には、米Yahoo!で発表した検索エンジン『Yahoo! Search Technology』を導入した」という。
画像、動画、音声を先行して導入した、と考えれば、ページ検索が変わる日も、そう遠くはないのでしょうか?
2004年4月22日
ヤフーの売上高は62%増の757億円
ヤフーは21日、2003年度通期の連結決算を発表した。売上高は757億7,600万円で前年比62.3%増、営業利益は412億1,100万円で71.2%増、当期純利益は248億2,600万円で105.2%増と、いずれも大幅に増加した。
内訳は以下の通り。
事業部門別の売上構成比を見ると、前年比88.4%増となる208億3,800万円を計上したオークション事業部が27.5%を占め、2002年度トップだったYahoo! BB事業部を抜き、もっとも売上の大きい部門となった。以下、リスティング事業部が136億1,500万円で18.0%、Yahoo! BB事業部が127億6,000万円で16.8%、ショッピング事業部が65億8,900万円で8.7%、メディア事業部が64億1,100万円で8.5%、ビジネスソリューション事業部が10億9,600万円で1.4%などとなっている。オークション事業部は、営業利益でも37.6%を占め、ヤフーの事業の大きな柱に成長した。
Yahoo! BB事業部よりもリスティング事業部の売上が大きいというのが驚きです。
Google「Google Local」が開始
アドワーズを新規に登録しようとしたら、エリアを選択できるようになっていました。いよいよ日本でも開始です。
「地域および都市」を選択すると、「都道府県」に加え「市区町村」を自分で入力できるようになっています。
狭い商圏で勝負している企業は、早速変更を加えて様子を見てみるのはいかがでしょうか。
2004年4月21日
無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その1
くぅ~、間違ってその1にその3を上書きしてしまいました‥‥。
誰か保存してないですか? もしくはWindowを開いてないでしょうか?
ショック‥‥。
また改めて書きたいと思います‥‥。
と、思ったら!
俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.comのマイブラザー聖幸がキャッシュを送ってくれました! ついてる!
たった30分くらいのアップロードタイムだったのに、よくぞ見ていてくれました。運命を感じた。ついてる!
ちなみに、俺と100冊の成功本 blog.自己啓発.comは成功本を読んで本当に成功できるのかを検証しているblogです。誰もが思う疑問に立ち向かうマイブラザー、blogとOrkutが結んでくれた縁でもありました。良いね、インターネットと、改めて感謝の気持ちを。
それでは以下に原稿を復活させたいと思います。
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昨日、デジタルハリウッドで開催された無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポートです。メモから起こしていますので、箇条書きにて失礼。
■デジハリ杉山校長の挨拶
・Webを単なるWebとして片づけられなくなってきている
・企業、生活空間においても重要
・12兆円産業になると予想されている(自動車に次ぐ規模)
・デジハリ大学院は約半数がコンテンツ業界のプロ
[個人で巨大サイトを作った人たち]
■Gree(田中良和氏)
・Gree 14,000人
・mixi 7,000人
・Orkutの日本人 15,000~20,000人
・500人/日増える
・5~10万PV/日ではないか
・なぜ開発したのか?
・友達のことを意外と知らない
・友人関係を続けていくために
・知らない人と知り合うより、まず友達をよく知ろう
→友達管理ツールとして
→友達が主役のサービスである
◆友達の友達はみな友達、ではなく、あくまでも既存の友達とよりよい関係を構築するのが第一義である、というのが印象的。
・共通の趣味、偶然の出会いなら、今までの掲示板、出会い系で十分
・そういう意味では本当の意味で繋がっているのはGreeだけなのではないか?
1.インターネットによる営業活動
・ネットを利用して効果的に営業
blog ← 良いblogを持っている友達に紹介して貰う
メール
IM
・キーマンをオフラインで押さえる
・リーチさせたいコミュニティにダイレクトラインを持つ
・この春から大学のゼミで使われるようになってきた
◆正にGreeはインターネット上のキーマンを押さえることでこれだけ拡大したと思います。逆にいうと、キーマンを押さえることができなければ、大量の費用を投下して広告宣伝をしないと会員を集めることは難しいのかも。
2.口コミを最大限に利用する
・ユーザがユーザを呼ぶ仕組みが重要
・友達を呼ぶことがサービスの使う目的とする
・誘えば誘うほど満足する
・誘えば誘うほどサイトの価値が上がる
3.求められるサービスを作る
・そのサービスを自分は使うか?
・友達に紹介したいか?→友達が凄いと言ってくれるか
・驚きを与えられるか
・一言で価値を伝えることができるか
例)デジカメ「このデジカメ最薄なんだよ!」
・平均点ではなくエッジを立てる
・いいサービスは自然に広がる
◆自分が使いたいか? というのは、サービスを情熱的に構築する際に重要なポイントだと思います。eNatural.orgは自分で知りたい情報があり、それをまとめるために作りました。つまり、自分でこういうサイトが欲しかったということです。さらに「よく毎日あんな更新できますね」という驚きも与えられているようですし、Webマーケティングに特化しているという意味ではエッジが立っているかもしれません。こういうサービスを続けられるかどうかというのは、やはり自分が使いたいかどうか、というのが非常に重要なポイントだと改めて確認できました。
・Greeはそもそも、自分が友達からどう思われているかに興味があった
・お互いにほめ合うことで良い相乗効果が生まれるのではないか
◆お互いにほめ合うことで、勘違いしてしまいそうな時もあるので、個人的には気をつけてます(笑)
■みんなの就職活動日記(伊藤将雄氏)
・就職活動のコミュニティ
・新卒50万人のうち37万人が使っている
・1996年に個人サイトとしてスタート(miniBBSで始めた)
・掲示板数 15,500スレッド
・書き込み総数 170万件
・7,600万PV/日
・なぜ口コミが重視されるか
→大本営発表や書籍の情報では「自分が本当に欲しい情報」が得られないため
・コミュニティサイトの運営はユーザを知ることが重要
・利用者をひとまとめにせず、ユーザの価値観や差を把握する必要がある
・簡易投票システムで安価にユーザを知る
・1設問あたり500~1,000票集まれば信憑性が出てくる&クロス集計に役立つ
・コンテンツの切り分けが重要
掲示板の数
96 1
97 5
01 30
02 3,000
03 10,000
情報量が増えてきたらタイミング良く切り分けることが重要
■bulknews、bulkfeeds(宮川氏)
・bulknews
2000年9月 社内向けに3日くらいで構築
2000年12月 RSSフィード開始
2003年2月 TrackBackに対応
・単純に自分で欲しいサービスだった
・RSSはMyNetscapeで知った
・アクセスアップの施策
・当初はとくになし
・RSSの普及・爆発
50万PV/月
1,200万FV/月←Feed Viewという造語だそうです
・bulkfeeds
・RSSフィードのDBとして構築
2003年11月 1日で構築
2003年12月 全文検索
・現存するサービスを参考に構築
・アクセスアップの施策
・blogによる誘導
・API提供
・コアな人たちが遊びそれを人に教えたくなる
◆ちなみにGreeのblog新着機能はIMのやりとりから宮川さんが作成したそうです。
・SEOを意識
・URL Rewriting
・Permalink
・XHTML+CSS
・導線の確保(Similarity Search等)→PageRank向上
100万PV/月
600万FV/月
・まとめ
・自分が一番使う便利なサービスであることが重要
・テクノロジードリブン
・geek向けの技術が大事
・geekが宮川さん凄いと説明してくれる
・フットワークの軽さ=個人サービス
・開発者におもちゃを与える
・コンテンツが自動生成される仕組み
・個人サービスでは商用コンテンツと勝負できない
・勝手にコンテンツ生成
・blogの利用
・運営者の顔が見えやすい
・SEO
・サイトデザインとしてのSEO
◆もし自分で大量アクセスのあるサイトを作るとしたら、頻繁な更新とSEOが中心になると考えていたので、方向性としてはこのお三方と近いかな、と思いました。特に、
Gree=口コミで広がる
就職日記=利用者がコンテンツを増やしてくれる
bulknews=プログラムによるコンテンツの自動生成
という辺りは、今後の最重要課題だと思っています。ますますアイデアを持ち、自分で実装できるスキルがポイントになりそうです。個人でも十分にここまでできる訳ですからね。
長くなりそうなので、まず第一弾はここまでです。
無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その2
橋本さん、伊藤さん、宮川さんによるパネルディスカッション。
田中さんは急用で会社に戻られました。
橋本さんの「先端技術に見るアクセス向上テクノロジーベスト5」という資料から、
というアクセス解析ツールを紹介。
橋本「お二人はアクセス解析は意識していますか?」
宮川・伊藤「あまり意識していない」
橋本「ぼくはアクセス解析しています」
という流れからニフティの瞬ワードを紹介。
「瞬!ワード」は、検索キーワードをリアルタイムで集計、急激に検索回数が増えているキーワード&サイトをピックアップ、ランキング表示するものです(特許出願中)。
そこから話は橋本さんが考える「SEOからFTOへ」という内容に。
FTOとは Future Television Optimization の略で、近い将来に放送されるであろうテレビ番組に対して最適化した記事を書いておく、というものだそうです。
・テレビ番組表を頼りにコンテンツを最適化
◆確かにテレビの影響というのは大きく、管理しているサイトでもある日突然、1日だけあるキーワードで大量アクセスがあるということがあります。だいたいそれはテレビで放送されている場合が多いのです。通常のサイト構築に活かすのは難しいかもしれませんが、アフィリエイトをしているような場合に役立ちそうなテクニックです。ある程度のPageRankとスキルが必要になりますが。
橋本「今まで一番アクセスが多かったのは?」
伊藤「りそな銀行の事件があった日」
宮川「テレビとか時事ネタ」
またまた続く。
無敵会議「帰ってきたアクセス向上委員会」レポート その3
組織でアクセスアップに成功している人たちと百式田口さんによるパネルディスカッション。
■参加者
・伊藤さん(ココログ)
・粟飯原さん(All About Japanなど)
・吉松さん(@コスメ)
・内田さん(たのみこむ)
・村田さん(カフェグローブ)
■他のサイトとどんな違うことをしたか?
内田
・Webのセンスではなくマスメディアのセンスでかっこ悪いところで使っていった。
・TVと協調した
・一番売れたのは「逆転裁判」のオリジナルサウンドトラック 12,000枚
村田
・自分たちが読みたい女性誌をWebで作った
田口「女性をひきつけるコツは?」
・自分たちが読みたい、欲しいツールがあるか?
→レシピ、レストランレイティングなど
吉松
・立ち上げ当初に意識していたのはシステム会社は使わないということ
・口コミの書き込みユーザをいかに確保するか
・メールマガジンで集めておいた
粟飯原
・AAJはコンセプト
・人が検索エンジンの代わりとなるのでどういう人をガイドにするのか
例)食べ歩き→大人の食べ歩き東京(アクセス数は4倍に)
・おとりよせネットでもコンセプトを重視
伊藤
・正直、何もやっていない
・セグメントされたお客さんのところにシステムを持ってきたのがポイント
■それぞれの立場から一番嬉しかったことは?
伊藤
・お客さん同士がトラックバックし合って木村剛氏のイベントが開催されたこと
粟飯原
・OL美食特捜隊のサイトで紹介されていたレストランで結婚したというメールを貰ったこと
・AAJで人生が変わった人がいたこと
吉松
・アットコスメが今まで残っていることが嬉しい
・最初はインターネットユーザが化粧するの?と言われた
・ネットバブル崩壊のときはバーティカルはだめだよと言われた
・2chにならないように全件人の目でチェックしている
・深夜、コールセンターのお姉さんの手が空いている時にチェックして貰っている
村田
・去年黒字化したこと
・インターネットユーザの声がリアルに発信していると感じるとき
内田
・サイトが生き残っていること
・自分のコーナーで商品が売れること
・2万円のサイコロが1ヵ月半で100セット売れた
・メーカーが信頼してくれるようになったこと
■今までで一番のピンチは?
内田
・Webよりも基本的な商売を回すのが重い
村田
・ショッピングサイトでASPがダメで1週間クローズしたこと
吉松
・4/16のリニューアルと同時にサーバダウン
粟飯原
・AAJはビジネスとして重い部分がある
・固定で300人のガイドに支払いつつ社員もいる
伊藤
・社長がblogを始めた時→CNET編集長山岸さんのblogがきっかけに
田口「山岸さんはなんで2ch口調なの?」
■アクセスアップ参考になる事例
伊藤
・いかにお客さんの声を集めるか
・feedbackでひたすら顧客の声を集めている
粟飯原
・去年は楽天広場を見ていた
・友達がどんな人なのか
・何を考えているのか
・距離が近いサービス
吉松
・ブレストTVが面白い
・日本のブロードバンドコンテンツで一番動画を持っている
・こういうサイトは続けられればビジネスになる
・強い気持ちが大事
村田
・エンドユーザを知ることがポイント
・コミュニティで顧客の声を拾う
・Webでアンケート
・座談会
内田
・絶対他にない情報を引っ張って加工して出す
この後は、グループになって会議を行いました。
アクセスアップの参考になり、なおかつ各サイトで共通していると感じたのは、
・自分が使いたいサービスであること
・エッジが立っていること
・コンテンツが自動で増えていくこと
・顧客の声を聞くこと
こういったことでしょうか。あと加えるならばサイト構築段階でSEOを意識するのも重要でしょう。
個人サイトレベルではそれほど気にならないランニングコストも、規模が大きくなり関わる人が増えるに連れ、粟飯原さんと内田さんが「ビジネスとして重い部分がある」とコメントされていたのが印象的でした。
2004年4月20日
Search Engine Strategies 2004 Google基調講演レポート
本日、午前中に新宿NSビルにて開催されていたSearch Engine Strategies 2004 Google基調講演を見てきました。会場自体はNSビルのホールを半分に仕切れ、半分をカンファレンス会場、半分を展示会場として使用していたのですが、基調講演中に大きな笑い声がしばしば聞こえてきたりして残念でした。
また、事前に予約申し込みを受け付けていたにも関わらず会場は大混雑。30分前に到着した時には既に席が無く、プレス席を一般用に解放されようやく座ることができましたが、定員の倍くらい(以上?)の人が訪れていたようで、かなり多くの立ち見が出ていました。定員が決まっているからと、余裕を持って直前に到着した方はかなりがっかりされたのではないでしょうか。この辺は来年以降に改善されることを希望します。
ちなみに、会場ではGoogleオリジナルのノートが配布されていました。
基調講演が開始される前に、1分間のVTRが流されました。いわゆるGoogleのプロモーションビデオのような内容ですが、Googleの社内の様子を交えつつ、セルゲイとラリーの写真が登場し、どのような名前にするか悩んだ、というストーリーです。恐らく初期の開発者が7人くらい並んでいた写真が登場したのですが、Appleと激しくダブって見えました。
基調講演を行ったWayne Rosing氏も、かつてはAppleのリサチームにいたということなんですが、GoogleのカルチャーとAppleのかつてのカルチャーは非常に良く似ているのかもしれません。まだ見ぬ地平を切りひらく冒険者たち、というイメージがAppleにはあったのですが、Googleもある意味では共通しています。業界は異なりますが、イノベーターであること、カルチャーとして認知されていること、天才が集っていること、カリスマがいること、などを考えると、非常に良く似ているかもしれません。
ただ、違うのは、Googleはマネージメントができる人を最初から雇っていたということでしょう。Appleはそこに失敗し、Jobsが一回り大きくなって戻ってくることで、再び成長の道を歩むことができるようになった訳ですが。
さて基調講演ですが、スピーカーは副社長のWayne Rosing氏で、Googleの過去と未来について語りました。終始、手元のメモを読みながらの講演でしたが、落ち着いた話しぶりは信頼感がありました。
以下はメモを基に構成します。
Googleの始まり:
スタンフォード大学から始まった。
他の研究室からコンピュータを借りてきたり、倉庫から持ってきたりしていた。
世界中の情報を整理しアクセスできるようにするのがミッション。
適切性:PageRank
1998年当時はどの情報が重要かが問題だった。
数学的な考え方を用いてイノベーションを起こした。
PageRankと100以上のアルゴリズムで計算している。
シンプルなことがしても重要である。
高速よりも良いのは「より高速である」という考え方。
包括性:←ビジョンの一つ
高速に変わるサイトはすぐにVisitする。
世界中の情報を入れるコンピュータとディスクスペースは持っている。
実は最高の検索結果は広告と思うこともある。
現在のGoogle:
世界最大の検索エンジンとなった。
電気のあるところにGoogleがある。
(夜の世界地図に灯りが点っている画像を紹介。明るいとところから検索されていることを説明し、チリの先端にある研究所からもアクセスされているという話を披露)
検索の半数以上は国外から。
検索における革新:
バイアスのかかっていない検索結果である。
・新鮮
・迅速
・質の高い広告
ユーザへの革新:フリー検索
フリー検索を提供している。
Blogger
グローバルで自分でパブリッシングできコメントで参加することもできる。個人にパワーを与えるツールである。
Gmail
高度な検索。
整理整頓することなく、必要なメールを見つけることができる。
Google Lab.
イノベーションが全ての心臓部である。
個人がアイデアを思いつくことが多い。
アイデアに関して「Yes」と言える社風にしたい。
検索広告における革新:
正しい広告こそが最高の検索結果であることもある。
なぜメールサービスなのか? → 検索の次に用いられているから。
検索の将来の革新性:
優れた人たちは優れたアイデアを持つ、という考え方。
渋谷にGoogle東京研究開発センターを開設すると発表。
今夏より大学院生のインターンを募る。
以上、基調講演は約30分で終了です。続いて、約20分間の質疑応答が行われました。
■日本におけるローカルサーチの計画は?
間もなくアメリカから拡大する予定だが、詳しい日取りは分からない。
■数ヶ月前に発表されたコンテキストセンシティブサーチ(?)の進捗は?
セマンティクスに基づいた検索ができるようにしたい。パーソナライゼーションに関しては初期段階なので、プライオリティーは低い。
■Gmailのプライバシーの問題はどう考えるか?
コンテントターゲットで広告を出すので、ユーザのログはとっていない。問題はないはず。
■東京研究開発センターについて、規模や所長は?
数字は決めていない。早い段階で数字を決めるのは間違いだと思う。
カントリーマネージャーが運営することになるが、最初は私が指導する。
■株式公開の予定は? それにより戦略が変わることはあるか?
話せる立場にない。長期的なゴール(世界中の情報にアクセスできるようにする)があるので、戦略が変わることはない。
■携帯電話のサービスは? サポート拡大の可能性は?
ブラウザがいろいろな機器に広がっているのはチャンスと捉えている。
■日本でのキーワード広告について商標権、著作権はどうか?
法律を遵守する。
(日本の佐藤マネージャーが登場し)日本での商標権を考慮する、とコメント。
■Gmailなど英語サービスの日本語化の予定は?
計画を作成中。やる予定。
■研究開発センターは日本市場向けの開発を行うのか?
ローカライズもするが、プライオリティーが高いのは日本語での検索の質を高めること。
■Google File Systemから見たソニーのCell Computingは?
分からないので答えられない。
■データセンターの規模は?
具体的には話して、かなりある。地理的にも分散している。インテル、RedHat。
2004年4月19日
総務省「未承諾広告※」違反者に措置命令
エス・アイ・エス・ワールドはいわゆる出会い系サイトを開設して、2003年7月頃から2004年2月頃にかけてユーザーに勧誘メールを送信していた。この際、広告メールの送信に同意していない個人の携帯電話あての、件名欄に「未承諾広告※」と表示するなどの正しい手続きをとっていなかった。「方法は明かせないが、実際に同社が違反したことを確認している」(総務省担当者)。
2002年4月から2年でまだ3件目というとで、もっと取り締まって欲しいものです。
マイクロソフト、MSNのニュース検索サービスを更新
マイクロソフト、MSNのニュース検索サービスを更新--アマゾンのA9に対抗
MSNは15日(米国時間)、ニュース検索サービスを更新し、新たにパーソナライゼーション機能を追加した。この新機能のデビューは、Amazon.comが公開した検索エンジンの後を追う形となった。
どのようなサービスかというと、
ユーザーに対し、個人個人の購読パターンに合わせた形のニュースを提供する。このサービスはまだテストバージョンではあるが、既に、ユーザーが自分の検索履歴を見たり、過去に見たニュースを保存したりすることができるようになっており、MSNではこの機能を「The Daily Me」と呼んでいる。
このようなサービスだそうです。また、この機能の発展版として、「同じ嗜好を持つほかのNewsbotユーザーによく読まれている記事を見ることができる」「The Daily We」というサービスも開始されているそうです。
そろそろと各社がパーソナライズの片鱗を見せ始めました。
マイクロソフト、MSNのニュース検索サービスを更新――アマゾンのA9に対抗
また同社では、ウェブログのニュースアグリゲーションサービスやソーシャルネットワーキング製品などの開発にも力を入れている。Newsbotに追加された機能は、こうした多くの検索関連プロジェクトでも、パーソナライゼーションツールが重要な役割を果たす可能性があることをうかがわせるものだ。
インターネット・ユーザーの87.2%はお気に入りの検索エンジンが決まっている
「インターネット・ユーザーの87.2%はお気に入りの検索エンジンが決まっている」、米調査
インターネット・ユーザーの56.7%はいつも同一種類の検索エンジンを使用し,30.5%は数種類の特定の検索エンジンを使い分けている。毎回違う検索エンジンを利用するユーザーは12.8%だけだった。
毎回違う検索エンジンを使う人が10%以上いたのも驚きです。毎回同じ検索エンジンを使う理由には、使いやすいさが大きいでしょうが、ツールバーを入れている、検索窓がブラウザについている、という理由も大きいでしょうね。
実際に次のような結果が出ています。
検索ツール・バーの使用もかなり浸透しており,回答者の49.3%がブラウザに一つ以上の検索ツール・バーをインストールしている。Yahoo!の検索ツール・バーを使っている回答者は22%,Googleの検索ツール・バーは19.7%,MSNの検索ツール・バーは17.4%だった。
GoogleとYahoo! が同程度というのは意外。検索ではGoogleを使うけれど、さまざまなASPサービスはYahoo! を使うといった、使い分けをする利用者が多いということでしょうか。
ツールバーがサーチエンジンの市場シェアに影響力を持つ~米企業調査
「ツールバーを提供しているサーチエンジンは、利用者にもっと簡単に検索する方法を提供している。この簡便さは、サーチエンジンへの全体的な忠誠度を高めるために明らかにポジティブに働く。しかし、本当のチャンスは未だツールバーをインストールしていない50~51%の利用者にある。どのツールバーをインストールするかによって、サーチエンジンの市場シェアだけでなく、そのサーチエンジンに対する忠誠度の強さにも影響を与えることだろう」
「ウェディング問題を考える会」レポート
ご存じの方もご存じでない方もいらっしゃると思いますが、「ウェディング問題を考える会」のレポートがまとめられていました。
なんと、ウェディング社の取締役も講演に立ったそうです。結果、刑事訴訟も取り下げる意向であることが明らかにされました。「悪マニを訴えたつもりはなかった、とのこと」だそうです。間違いをこのような場で認めたことは非常に潔いですね。
で、気になるのはGoogleのインデックスだと思います。ウェディング社の訴えにより違法性が認められGoogleから削除された悪徳商法?マニアックスですが、ウェディング社が間違いであったことを認めた以上、再びインデックスされるのが自然ではないかと思います。この場合、ウェディング社からGoogleに連絡が行くのでしょうか。それとも、悪徳商法?マニアックスからアクションを取るのでしょうか。
いずれにせよ、Googleとしてはウェディング社の訴えにより違法性があると判断しインデックスから削除した訳ですが、結果として間違いだったと訴えたウェディングが考えを翻した訳で、Googleはどこに違法性を認めたのか等、何らかの説明が欲しいところではあります。これで「間違いでした」「分かりました」で再インデックスされるようだと、Googleの主体性はどこにあるのかという、Googleに対する信頼も揺らいでしまうようま気がします。
検索結果をいじるというのは、非常に危険な行為だということを改めて認識しました。
2004年4月16日
顧客の言葉と技術者の言葉は違う
「ITの会社はよくソリューション(問題解決)って言うでしょう。でも実はお客様が問題を定義してくれていて、ITの会社はお客様から言われたことの解決策を考えるだけだったんですね。今度は自分で新しいビジネスを企画しなければならない。企画とは要するに問題を定義すること。ですから前の仕事とまったく違います」。
大手コンピュータ・メーカーのマーケティング責任者から、ハイテク・ベンチャー企業の社長に転身した人の話。
こういうことで苦労されている人も多いのではないかと。ついつい分かりやすいから横文字や専門用語になってしまうことってあると思うんですが、何気なく使っている言葉を別の言い回しにするというのはなかなか大変です。
RSSってなに?
CSSってなに?
Amazon、A9.comベータ版を公開
Amazonの独立部門であるA9は14日(米国時間)、7カ月近くにわたって開発を続けてきた検索ツールを同社ウェブサイトで公開した。この検索サイトでは、ウェブ検索結果の詳細な選別や、検索履歴の保存・閲覧ができるほか、検索語に関連するAmazonの書籍情報も見ることができる。またポップアップ広告をブロックする検索ツールバーも提供されている。
基本的な検索はGoogleが用いられています。特徴的なのは、同時に書籍検索ができるところではないでしょうか。また、IDをもっていれば検索履歴も保存されるとのこと。
情報を探している時に、同時に書籍も検索されれば、興味がある内容であればそのまま購入するというのは多いに考えられますから、Amazonにしてみれば売上増が狙えるサービスです。
例えば「iBook」で検索する時は
とするなど、ショートカット機能も備えています。「Site Info」ではAlexaの情報がポップアップで表示されます。
好みが分かれる部分だと思いますが、同時に書籍検索が行える、検索履歴が保存されるといった機能を好んで使う人も意外と多いのではないかと思います。
A9の検索エンジンは、独自の検索技術のみではなく、GoogleやA9、Amazon、Alexa(別のAmazon子会社)の技術を組み合わせて実装されている。A9では、検索結果の右側に展開可能な列が表示され、これをクリックすると関連書籍やユーザーの検索語履歴が見えるようになっている。また、Googleのスポンサー広告も掲載される。さらにユーザーは、A9サーバに保存されたデータから、自分がどのサイトをいつ開いたかまで分かるようになっている(パーソナライズされた検索履歴を見るためには、ユーザー登録の必要がある)。
既存の技術をうまく組み合わせて新しいサービスを構築したという印象です。うまいですね。また、ツールバーも提供されています。
IE用のA9.comのツールバーは、特定のWebサイトについてのメモを残せるDiaryツールを備える。一度メモを残しておけば、サインインすればほかのコンピュータからでもそのメモを読めるようになる。そのほか、訪れたサイトの履歴も保存される。
米ヤフーのCEO、ストックオプションで6000万ドルの利益
YahooのCEO(最高経営責任者)Terry Semelが、同社トップに就任して以来最大数のストックオプションを行使し、自身の資産を約6000万ドルほど増やした。
ストックオプションという言葉も久しく聞いていなかったような気がします。
電子商店のメルマガの発行部数を増やすには?
プレゼントや懸賞企画で知名度をアップするのが基本です。
弊社でもメールマガジンの読者増を狙い、いろいろなアクションを水面下で行っておりました。結果的にこの半年くらいで3倍になりました(3,000人→10,000人)。ナイス、社長!
実際に、本腰を入れるとどのくらい増えるのか、そしてどういう方法が効果的なのかを身をもって検証する良い機会となりました。
こうしたアクションは2003年6月に実施したSWOT分析が基になっています。今日も夕方から実施予定。2004年度のイーナチュラルの方向性が決まります。
2004年4月15日
メールマガジンの相互広告
弊社で発行しているメールマガジンと相互広告したいというメールを良く頂くのですが、最近増えて困っています。相互広告はしておりませんので、最初は丁寧にお断りさせて頂いていたのですが、あまりに数が増えてきて‥‥。
読者数獲得のノウハウの一つだとは理解しているのですが、あまりにもワンパターンかつ一方的な内容も多く、少々辟易しているというのが正直なところです。もう少し何とかならないものかなぁ、と思っています。読者数1万人でこんな感じですから、もっと読者数の多いメールマガジンを発行されている方はけっこう大変なのではないでしょうか。
相互広告NGをメールを頂く前にうまく伝えられればいいのですが、どうしたものか。
すいません、ちょっと愚痴でした。
ネットマイルオンラインショップ大賞、総合大賞にbk1
ネットマイルオンラインショップ大賞、総合大賞にbk1が選ばれたそうです。河野さん、おめでとうございます。
他にも「てるにくでんき」「DVD ZOO」「アップルワールド.com」「北海道・しーおー・じぇいぴー」など有名どころが並んでいます。
消費者が最も評価するブランドは「ディズニー」
消費者が最も評価するブランドは「ディズニー」、日経BPコンサル調査
このうち、消費者が評価するコンシューマー市場調査(BtoC調査)では、1年前の前回調査で第2位だった「ディズニー」が今回の首位となった。前回トップだったソニーは第2位である。第3位は前回5位の「トヨタ自動車」、第4位には前回40位の「YAHOO!」が登場した。また前回と比べてブランドの総合力指数が最も増加したのは「vodafone」、次は「google」だった。
調査結果はコチラでご覧頂くとして、BtoCで4位にYahoo!がランクインしているのが凄いですね。50位以内にネット系企業はありませんから、快挙ではないでしょうか。Yahoo! BBの影響が懸念されますが。
また、BtoCでアップルが圏外というのも意外です。BtoBでは14位でした。
「今の時点で苦戦しているといわれているソニーやNTTドコモといったブランドが決して大きくブランド力を落としていない。これは、売り上げやシェアといった瞬間風速的指標とブランドというストック的指標の違いを反映していて、逆に正しい結果だと言える」
スパムの半数がユーザーの行動を“盗み見”
Webバグはページビュー計測とWebユーザーの行動追跡の目的でWebマーケティング企業が従来から利用していたもので、スパムビーコンはこれと同様のプログラム。これを組み込んだメールをエンドユーザーが開いたりプレビューすると、そのアドレスを確認する信号がスパム業者に送られる。
HTMLにスクリプトが仕込まれていると、メールを開いただけでメールアドレスが生きていることがバレてしまいます。海外からのスパムメールはほぼ9割以上がHTMLメールなのですが、見た目の問題もあるでしょうが、メールが開封されたか否か、開封時間、開封回数など、マーケティング的な部分で活用されているのかもしれません。できるだけ開かずに削除するのが得策。
Webバグはインターネットにとって新しい現象ではないが、スパムメールのほぼ2通に1通でこうしたビーコンが組み込まれるようになっていることが、今回の調査で示された
2004年4月14日
海外事例に見るビジネスチャンス
企業にとってもウェブログは同様のメリットをもたらす。ホームページを作ったはいいが、なかなか更新できない――。そうした企業がウェブログを使ってホームページを簡単に更新し始めている。
ウェブログをどのように活用したら良いのか? という百式田口氏のコラム。ページ更新以外でも、自社の評判をチェックするためのツールになる、という使い方を紹介しています。
法人発行のメルマガに顔が出てきた!
法人発行のメルマガに顔が出てきた!
メルマガ発行者の間で通じる言葉がある。「メルマガの顔」と言う言葉だ。一般の読者には、何を指しているのか分からない。この言葉には、2つの意味合いがある。
・メルマガを受信した時に見るメルマガのタイトルを飾るデザイン
・メルマガ発行者の顔(パーソナリティー)
という意味だそうです。後者の意味でしか使ったことがありませんでした。言われてみれば確かにそうかもしれませんが。
ITベンチャー系のメールマガジンは後者の顔が見えるものが多いけれど、大手になればなる程、前者の顔だけになってしまうのではないか、というコラム内容です。
一言で言って、「事なかれ主義」ではないか。読者の視点でメルマガの媒体を考えていないため、あえて常識を覆すアプローチのメルマガ編集ができないでいる。
このような分析がなされています。
小さい企業であればある程、メールマガジンへの依存度合いというのは高いのではないでしょうか。大企業だとメールマガジンの効果は見えにくいと思います。きちんと計測すれば違うと思いますけどね。そういう意味においても、メールマガジンへの力の入れ方が違うと思います。メールマガジンのことを熟知している担当者も必要でしょう。
ユミルリンク、Flashを活用したWebサイト作成サービス「NOTA」
ユミルリンク、Flashを活用したWebサイト作成サービス「NOTA」
NOTAは、Flashを利用することで、Webサイトをブラウザ上で直接作成できるASPサービスだ。NOTA本体はISP側のサーバーにインストールされ、各ユーザーはブラウザからNOTAにアクセスする仕組み。Webサイト作成作業の終了後は、Flashで作成したファイルをHTMLファイルに自動的に変換。そのまま、インターネット上で閲覧できる状態になるため、公開サーバーに改めてアップロードする必要はない。
これはなんだか凄いですよ。パッと思いついたのが、画用紙に自由に絵を描く、ということでした。Flashで自由に絵や文字を書くと、それがHTMLに変換されるシステムだそうで、これなら100% HTMLの知識は必要ありませんね。
次のような利用イメージが紹介されています。
・スポーツの試合会場にノートパソコンを持ち込んで試合の状況をリアルタイムでNOTAページで報告できる。デジカメで撮った写真もその場でアップロード。応援メッセージが各地から次々と寄せられる。
・生徒が課題レポートをNOTAで提出。先生が採点をしたり、コメントを書いたりして結果を報告。
・作家がNOTAで小説を掲載、オンライン上で読者同士の活発な書評が展開される。
何かと似ていると思ったのですが、自由に付け足したり削除したりできるあたり、感覚的にwikiと似ていませんか? ページ管理機能がどういったものか分かりませんが、CMS的に使えるならば、いろいろと面白い使い方がそうな予感がします。デモとか欲しいですね。
「NOTA」というネーミングにも引っかかっているかもしれませんが、これは正しく罫線のない「ノート」ですね。
NOTAはISPのサーバにインストールされ、ユーザーはブラウザからサーバにアクセスして利用する。ISPが支払う利用料金は、初期費用が200万円からで、月額利用料が15万円程度。エンドユーザーの利用料は各ISPが決めるが、「100円程度になるだろう」(同社)。
“広告依存からの脱却”を掲げるエキサイト
“広告依存からの脱却”を掲げるエキサイト、新ポータルでネット“合コン”ゲーム
「オンラインゲーム市場は、アダルト以外の分野として唯一、ネット上の課金コンテンツとして成立している分野。広告モデルに頼るだけのポータルとしてでなく、コンテンツプロバイダとしても利益を上げる第一歩がオンラインゲームだ」(山村幸広社長)。
オンラインゲームは機会がなくてプレイしたことないのですが(ゲーム自体数年していませんが)、記事によれば課金ビジネスとしてはかなり有益なようです。
同社のオンラインゲームに加え、他社のオンラインゲームも紹介、各ブログからのトラックバックも受け付ける。
トラックバックを受け付けるというのが興味深い試みですね。blogとのシナジー効果を狙っている訳ですが、ゲーム関連のblogも増えそうな予感ですね。Excite blogの利用者も増えそうです。自社ゲーム、自社blogだけにこだわらないオープンな姿勢はナイスです。
オープンソース検索エンジン「mozDex」
SEMリサーチによると、オープンソース検索エンジンNutchをベースにした検索エンジン「mozDex」がベータテストを開始したそうです。
mozDex は Nutch (ナッチ)と呼ばれるオープンソースの検索エンジン技術を利用しています。オープンソース検索エンジンのコンセプトは、検索結果の公平性(偏見のない検索結果)にあります。任意のキーワードで検索した時に、なぜ”その”検索結果になるのかというプロセス(アルゴリズムによる計算)を全て公開するのが特徴です。
いよいよNutchベースの検索エンジンが動き始めました。まだまだこれからですが、オープンソースは侮れない動きだと思います。Linuxを見てもそれは明らかですね。ただ、どのくらいの技術者がそのプロジェクトに参加してくれるかが成否を分けますから、より魅力的に進化していく必要もあるかもしれません。向こう正面には技術の塊のようなGoogleがいるのですが、既に魅力的ですか?
2004年4月13日
ニュースレターの配信は火曜日の午前9時が効果的?
EmailLabsのレポートによれば、企業が電子メールニュースレターを最も多く配信する曜日は火曜日であるという。
面白い調査結果ですね。
・水曜日が最も多くのメールが開封される
・水曜日がクリック率が最も高い
・午前9時のメール送信が多い
・最もメールが開かれるのは午前11時
・最もクリック率が高いのも午前11時
これだけ見ると、水曜日の11時までにメールを配信するのが良さそうです。
人気高まる、科学分野専用の検索エンジン『サイラス』
サイラスは、科学雑誌はもちろん、未公開の研究資料、大学のウェブサイト、企業のサイト、会議の議題や議事録、ディスカッショングループやメーリングリストのアーカイブまで入り込んで検索を可能にする科学者向けの検索エンジンだ。
確かに論文を書いている時には、ある特定の分野にフォーカスした検索エンジンがあったらなぁ、なんて思ったことを思い出しました。人気が高まっているということなので、“使える”検索エンジンなんでしょうね。
サイラスでの検索を支えているのは、ノルウェーにあるファスト・サーチ・アンド・トランスファ社が開発した、『FAST ESP』という専門分野の検索に特化した技術だ。
2004年4月12日
お休みを頂いていました
eNatural.orgメイン執筆者のコグレです。先週の木・金曜日と、アニバーサリーホリデー休暇を頂き、旅に出ておりました。代わりに弊社代表にblog執筆を頼んでいったのですが、どうやら忙しくてあまり更新できなかったようです。と、いうことで、よい具合にリフレッシュいたしましたので、今日より更新再開です。休み中のニュースをドドッと更新いたしました。まだ未読のメールが大量にありますので、追って更新していきたいと思います。取り急ぎご連絡まで。
バリューコマース、日本法人ルックスマート・ジャパンの営業譲受
バリューコマース、日本法人ルックスマート・ジャパンの営業譲受
今回の営業譲受により、バリューコマースは、ルックスマート・ジャパンの日本企業ディレクトリ、社員、インフラ、ディレクトリを制作、維持、変更するための先進技術に関する日本での独占的権利を取得する。なお、譲受価格等の金銭面の詳細については、公表しない。
ルックスマートがオフィスを閉じて撤退している地域もある中、バリューコマースがルックスマートを手に入れ、アフィリエイトプログラム、ホスティング、ディレクトリの三本柱として事業を展開していくそうです。ルックスマートも2ちゃんねるやAAA! CAFEと提携し積極的な展開を見せつつあった矢先でしたが、少し方向転換でしょうか。
ルックスマート・ジャパンは、バリューコマースの100%出資子会社として、ルックスマート・ジャパンのオフィスで業務を継続し、従来のサービスも変更せず提供していく。
バリューコマースの子会社であるプラットフォーム・フォー・イー・ドットコムをルックスマート(仮)に社名変更し事業を継続していくそうなので、現在のルックスマートは閉じて、ということなんですね。
バリューコマースはアフィリエイトプログラムの会社だという強烈な印象があるので、ホームページを見に行くとマーケティングやホスティングのサービスがあって少し戸惑った記憶があります。システムに強いマーケティング会社、というのが実体でしょうか。
セプテーニ、株式交換によるトライコーンの完全子会社化を発表
両者間で業務提携の具体的内容を検討してきたが、トライコーンの「Eメールマーケティング事業」はセプテーニグループの既存事業とのシナジー効果も大きいと判断。将来の事業戦略上重要なポジションを占めることや、セプテーニグループの迅速・効率的な事業運営を推進するといった観点から今回、簡易株式交換によるトライコーンの完全子会社化に至ったという。
楽天、ライブドアがM&Aを繰り広げていますが、ネット広告業界も慌ただしくなってきましたね。
2004年4月 9日
ボーダフォン、迷惑メール送信元の9320回線を停止
ボーダフォンは2004年3月31日までに、迷惑メール申告窓口に寄せられた情報を元に、迷惑メールの送信元の9320回線を停止したことを発表した。
9320回線もあったことに驚きますが、auやドコモなども合わせるとその数はおそらく数万回線、恐ろしい数です。こういうのはやはり元から絶たないと駄目なんでしょうね。
2004年4月 8日
リコーのサイトがリニューアル効果で評価急上昇
リコーのサイトがリニューアル効果で評価急上昇、Webブランド調査から
日経BPコンサルティングは2004年2月に実施した「Webブランド調査2004-II」の結果をまとめた。総合評価である「Webブランド指数」が3カ月前の前回調査と比べて最も伸びたサイトは、「RICOH」(16.3ポイント増)だった
どこが変わったのか興味津々
リコーは2003年12月に同サイトのリニューアルを実施した。回答者の自由意見を見ると、「知りたい製品情報にたどり着くまでが速くなった」(42歳男性)、「非常に好感の持てるサイトに変わった」(29歳男性)など、リニューアルを評価する意見が見られる。サイトのリニューアルが今回のサイトブランド指数アップに結びついた格好だ。
ネットでは、サイトが企業そのものになりますから、リコーに対する印象もずいぶん変わってくるでしょうね。気になったので、以前のサイトも見てみました。
→リニューアルしたリコー
→2003年6月のリコー by Internet Archive
以前のサイトでは、製品Qucick Link、HEAD LINE、Back number、HOT LINKなどといった英語がとても目につきますが、新サイトでは日本語でまとめられています。英語を使うとなんとなく格好良く見えてしまったりするのですが、見るのは日本人、使うのは日本語。HOMEなど余程見慣れた英語でないとわかりにくさもありますので、日本語中心になってすごくわかりやすくなりました。
さらに、製品から探したい人は、
■オフィス向け製品
■パーソナル向け製品
■産業向け製品
と分類された製品リンクを、
そうでないユーザーへは
■業種・業務から探す
■課題から探す
■製品・サービスから探す
■キーワードから探す
などと、ユーザー毎の情報ニーズをうまく捉えるサイトへとリニューアルしたのですね。
これで、実際のサイト訪問者の行動もずいぶんと変わってくるでしょう。以前のサイトとリニューアル後の今、ほとんど同じ情報を伝えるサイトなのに、伝えかた次第でユーザーの印象がかなり変わるというのが調査結果にも表れたようです。
2004年4月 7日
CNET Japanの広告
CNET Japanの上部と右上に表示されるFlash広告が好きです。興味のある広告がないのでクリックはしませんけど、ついつい気になります。どれもクオリティが高いので、CNET Japanにいるデザイナーさんが作っているのかな? とも思ったんですが、どうもそうでもない様子。
シスコの広告でブロックが落ちてくるようなのがあったんですが、最初見たときに上と右で繋がっているのかと「ひょえ~」と思ったんですが、結局はそうではなかったんですが、広告同士が連携するというのは面白くないですか?
米ヤフー、7日に決算発表へ--前四半期の売上は5億ドル目前に
米ヤフー、7日に決算発表へ--前四半期の売上は5億ドル目前に
アナリストの予想によると、Yahooには特別大きな変化があるわけではなく、有料検索とオンライン広告に牽引されて、売上高と収益性が引き続き伸びをみせるという。
有料検索とはOvertureのキーワード広告のことのようです。
しかしあれですよ。SEOルートディレクトリのアメリカの検索エンジンシェアによれば「ドイツでは、Googleが80.5%にYahoo!が5.6%、UKでもGoogleが65.6%に、Yahoo!が10.8%」って、凄い数字ですよ(笑) アメリカでは27.4%ですから、考えようによってはまだまだ伸びしろがあるということですね。
ネットショッピング、利用の決め手は「低価格で送料無料」
また、オンラインショッピングをする時に一番重要なポイントは、「価格が安い」77.6%、「送料が無料」54.9%、「セキュリティ対策がしっかりしている」42.0%、「注文方法が簡単」37.9%、「アフターサービスがしっかりしている」24.6%(複数回答)で、価格に関する事項を重要視していることがわかる。
ズバケンネットの調査結果をこちらでは違う切り口で。価格が安いのは当然として、オンラインショップとしては「送料無料」が気になるところでしょうか。
欲しい商品を探す時に一番多い方法は、検索エンジンが54.9%、ショッピングモールが46.2%、オークションが35.8%、共同購入16.4%(複数回答)で、大きな偏りがないことから、探している商品によって探す手段を選んでいるとみられる。
マーケッターのみなさん、メモのご用意を。
日銀札幌支店、新着通知メールの登録者253件のアドレスをCCで誤送信
日銀札幌支店、新着通知メールの登録者253件のアドレスをCCで誤送信
現在253人の登録者がおり、北海道の経済動向調査の発表時などに月1~2通のペースで配信している。本来はBCCで配信しているが、4月1日に配信したメールでは登録者全員のアドレスがCCに表示されていたため、登録者から同支店に2件の連絡が寄せられていた。CCによる誤送信は今回が初めてだという。
情報漏洩が声高に叫ばれている昨今ですから、ちょっと頂けないミスですね。でも、普通にメールソフトを使用してBcc:配信していると、あり得ないミスではないと思います。特に不慣れな人が担当する場合、Cc:とBcc:の違いを理解するのも難しいかもしれません。それに見間違えやすいですしね。
「今後は、再発防止のために送信時のチェックを2名体制にし、これまで通りBCCでサービスを継続するとしている」ということですが、メール配信アプリレーションやASPサービスを使うなどして、対策を練った方が良いのではないでしょうか。
「メールマガジン 配信 ソフト」あたりで検索すれば、メール配信プログラムやASPも多数でてきます。例えば、adToOneというソフトと弊社のアクセス解析を組み合わせると、One to Oneマーケティングでそれぞれの足取りを追うということも簡単にできるようになります。クリック率も測定できるようになるので、やっぱりBcc:じゃなくてアプリケーションを使い、マーケティングに活かさないともったいないかもしれませんね。
ネットショッピングを利用しない理由は不安要因
ネットショッピングを利用しない理由は不安要因~ズバケンネット調査
調査によると、オンラインショッピングの経験者は82.7%に達し、「ネットユーザーにとってオンラインショッピングはあたりまえの行動」になっているという。1年間に購入する回数は、1~3回が39.7%、4~12回が46.6%で、13回以上も13.8%あった。欲しい商品を探す方法としては、検索エンジンがもっとも多く54.9%、以下、ショッピングモールが46.2%、オークションが35.8%、共同購入が16.4%と続いている。
こういう調査結果は取り上げられやすいニュースのネタになりますので、プレスリリースするのがお勧めです。弊社でもプレスリリース配信代行のサービスを行っています。ちょっと宣伝でした。
さて、自分を振り返ってみても「オンラインショッピングはあたりまえの行動」になっているな、と改めて感じました。特にAmazonで書籍やCD、DVDを購入するのは、あまりにも日常に馴染んでいます。考えたら最近は、本屋にこそ行きますが、CDやDVDをショップまで買いに行くということはほとんどなくなりました。それはとにもかくにも、Amazonというブランドの信頼感のなせる技ではないかと思います。
以前、eNatural.orgで簡単なアンケートもどきをした時は「とにかく安いところで」という人が多かったのですが、それでもやっぱり謎めいたお店では買いたくない訳で、お店としての信頼感を演出するのはとても重要なことだと思います。まずは信頼感ありき、で考えても良いかもしれませんね。
それは次のような調査結果にも表れているでしょう。
一方、オンラインショッピングの経験がない17.3%のユーザーに、利用しない理由をたずねたところ、71.8%が「クレジットカード番号など個人情報を入力するのが不安」を選択。このほか、42.7%が「商品がきちんと届くかどうか不安」、20.3%が「欲しい商品が見つからない」、13.2%が「すぐに商品を手に入れることができない」を挙げた。
“不安感”て非常に大きいのですね、やっぱり。あとは個人的には、いつの間にかメールマガジンに登録されていたらどうしよう、というのも挙げておきたいと思います。実際には自分で購入時に講読チェックを外せば良いのですが、一番下にあったりして忘れてしまうこともあるんですね。これはちょっとした罠のようにも思えてしまうんですが、楽天で買い物をするということは、そういうところにも注意を払わないなといけないな、と思ってしまいます。
2004年4月 6日
Overture、米大手サイトと契約拡大
米Yahoo!の子会社Overture Servicesは4月5日、CNN.comおよびESPN.comとの契約拡大と、Wall Street Journal Online(WSJ.com)からの新規契約獲得を発表した。いずれも複数年契約となっている。
CNNとの契約では、現在Googleによって提供されている検索に代わりYahoo!の検索が導入され、さらに独占的にスポンサード広告を提供するそうです。そしてWSJ、ESPNともにContent Matchを採用し、スポンサード広告の採用、契約拡大が行われるそうです。Googleが契約を失っております。
日本でContent Matchを一般サイトに提供する予定はないのでしょうか? 全ての人がAdSenseに満足している訳ではないと思うので、今ならまだ狙い目だと思うのですが。
「MSN毎日インタラクティブ」オープン 地図から地方ニュース検索も
「MSN毎日インタラクティブ」オープン 地図から地方ニュース検索も
毎日新聞社のニュースサイト「Mainichi INTERACTIVE」と、「MSNニュース」を統合した。両サイトへのアクセスはすべてMSN毎日インタラクティブにリダイレクトされる。
かねてより予定されていた「Mainichi INTERACTIVE」と「MSNニュース」の統合が実施されました。新しいURLはhttp://www.mainichi-msn.co.jp/です。
デザイン的には違和感のないものになっていますが、大きなヘッダー広告にnikkei.bpが出ているので、一瞬戸惑ってみたいして(笑) ただ、青を基調としたテイストはMSNですね。
「この新サイトはどうでしたか?」というアンケートを実施しており、「ブックマークしたい」「普通」「もっと頑張りましょう」と選択肢から選ぶようになっていますが、途中経過は次の通り。
・ブックマークしたい 17%
・普通 10%
・もっと頑張りましょう 71%
関係者はがっかりしているかもしれませんね。でも、それだけ期待が高いと前向きに解釈しておきましょう。
ちょっとナビゲーションが分かりにくいとも思ったんですが、けっこう大きめのヘッダー部分はMSNのナビゲーションと広告なんですね。MSNとの違和感をなくすための措置だと思いますが、いきなりこのサイトを訪れると不思議な感じもします。
せっかくリニューアルするのだったらRSS対応しても良かったのに、と思っている人も多いはず。
「MSNニュース」と「Mainichi INTERACTIVE」が統合
社会、スポーツ、ITなど9分野に分けてニュースを掲載するほか、地図から都道府県別のニュースを探せるようにもなっている。
2004年4月 5日
アクセス解析
eNatural.orgを運営しているイーナチュラルでは、アクセス解析のASPサービス「いちにのアクセス解析」を提供しています。
企業ウェブサイトの効果測定を行う際にはアクセス解析は必須です。単なるアクセス数だけでなく、
・どのようなキーワードで検索されているのか
・どの広告が効果があるのか
・Google AsSenseの効果測定
・メールマガジンの効果測定
・訪問者の経路追跡
など、ウェブサイト改善に役立つ機能を営業マンの視点から開発しました。スタートから1年半くらいが経過していますが、既に100社以上の導入実績があります。本気で「ホームページをできる営業マンに」したいとお考えのウェブマスターの方がいらっしゃったら、是非導入をご検討下さい。
初期設定 10,500円(税込)
月料料金 10,500円(税込)
グーグルのアドワーズ広告、広告効果が料金に反映する新機能
スマートプライスは、Googleの広告ネットワークによる測定データを元に、広告料を適正な価格に引き下げるというもの。グーグルによれば、「デジタルカメラの広告で言えば、写真撮影の方法を記載するWebサイトよりも、デジカメ購入レポートのサイトに表示する広告の方が、実際の購入に結びつく可能性が高いとされている。そこで、スマートプライスにより、広告効果が低いサイトに表示される広告の料金を、適正な価格に引き下げる」という。また、「広告効果の高いサイトだからといって、価格が引き上げられることもない」としている。
広告主からすれば、待ち望んだサービスと言えるでしょう。ページ内容にマッチしているだけでなく、さらにその内容に応じて料金の調整をしてくれる訳です。なんとなく、AdSenseに表示されるコンテンツネットワークは効果の割には高いなぁ、と思っている広告主も多かったことでしょうし、Google自身もそれに気付いていたということですね。やるな、Google。
これでコンテンツネットワークにも出稿する広告主が増える予感がします。
2004年4月 2日
Jリスティングが営業を開始
Jリスティングが4月1日より営業を開始しました。
。「キーワード広告」のパターンが一定化しつつある環境下で、まったく別の角度からのアプローチで、より満足度の高いサービスをお客様に提供できないだろうか・・・そんなチャレンジスピリットから、弊社Jリスティングは誕生しました。
事業内容は、
有料ディレクトリー審査サービス
キーワードサーチリスティングサービス
ディレクトリーサービス
となっています。有料審査サービスは1万円で安いのですが、現時点では契約しているのはbiglobeのみということです。
オンライン広告に新しい波が到来
180solutionsという企業は、こうしたトレンドを代表する1社だ。同社は今週、いわゆる「アドウェア」に一捻りしたと称するダウンロード可能なプログラムをリリースする予定だが、ユーザーはこのプログラムを使って、自分のコンピュータ画面上に一定の数の広告を表示させるのと引き替えに、無料でダウンロード可能な音楽や他のコンテンツへアクセスできるようになるという。
無料でダウンロードできる音楽やコンテンツがとてもとてもとても魅力的なものだったら、わざわざダウンロードして広告を表示させてもいいかもしれませんが、例えばポイントのようなものが貯まるまでにとてもとてもとても時間がかかったりするとあまり使う気にはなりませんね。iTunes Music Storeでダウンロードできるとか、そういう実用的なものでないと厳しいかも。広告主からしても、表示されるだけ、というのはあまり魅力的でないような気もしますが。
さらに、
英国のVibrant Mediaという別の新興企業は、ウェブ上で公開されたニュースや他の記事の本文に登場するキーワードにリンクを付し、これを通じて広告を配信するシステムで事業展開を進めている。このシステムは、来週にも米国にデビューする予定だが、Vibrantはその際に検索業界大手のOverture Servicesとの提携を発表する計画だ。
こんなサービスも準備中とか。広告であると明示されているならば、こちらの方が面白いかもしれません。ただ、本文中というのはいささか煩わしく感じることもあるでしょうか。
2004年4月 1日
楽天、就職情報サービスに参入
楽天は3月31日、新卒者向け就職情報サービスを展開するみんなの就職を株式交換方式で100%子会社化すると発表した。
なぜ楽天が就職サイトを? とも思うのですが、良い人材を早めにゲットしたいのでしょうか(冗談です)。
でも、
楽天は、同社のブランドイメージを維持しつつ、コミュニティの特性を活かしたサービスを投入、総合就職支援サービスに発展させる。
というような形で、あまり楽天との相乗効果を考えていないようにも思えるのですが、具体的にはどんな展開をしていくのでしょうね。
ぼくもそうですけど、お金があるとついつい買ってしまうんですよね。その気持ち、分かるなぁ。かなりレベルが違うけど。